(外出自粛中に)突然、絵を15枚描いた

今回は写真ではなく、絵。

昔から絵を描くのが好きで、小学生の頃は友達とマンガ(らしきもの)を一生懸命描いていた。
写真の趣味も実はその延長線上にある気がしている…たぶん。

とはいえ、その後趣味としての絵の方は全くハマることなく、試しに買ってみた水彩色鉛筆は10年以上眠ったままになっていた。

それを、この外で写真の撮れない日々に触発される形で、引っ張り出してきた。

最初に描いたのが4月10日。それから15枚ほど描き続けた。ある程度まとまった枚数になったので、一度ブログにまとめてみる。


何も予備知識もない状態だった(今も大して変わらないが)ので、毎回それなりに実験をしながら描き進めていった。基本的には、ロードスターを描きたくて始めた試み。

水彩色鉛筆は、水に溶けるのが特徴。色鉛筆で描いたものを筆で溶かしたり、筆で直接、芯から色を取ったりすることができる。
 

4月10日。まずは試しに描いた一枚。クルマのプロポーションが崩れて、妙にムチムチだ。
 

その翌日。もうちょっと頑張ってカタチを観察してみる。テールが歪んでいる。
 

4月13日。水彩らしい滲みを出したいと思い、水筆ペンで芯から直接色を取って全部塗る実験。ナンバープレートの位置が変。
 

4月14日。生後2か月の娘の寝顔を描く。今回のポイントは、ほっぺの柔らかさ。実物は本当に、大福のように柔らかい。
 

4月15日。自分の撮ったロードスターの写真を眺めていたら、朝焼けに反射するロードスターのボディ側面を描きたくなった。前回のロードスターより水多め、色薄めでぺっしゃぺっしゃに描いたらこうなった。ホイールに映る朝陽の色が好き。
 

4月19日。クルマの全体図をプロポーション良く捉えたくて練習。数ミリ線がずれるだけで別のクルマみたいになってしまう。今回は、滲ませながらも下書きにきっちり色をはめていくイメージで塗った。
 

4月21日。次女を描いたので、長女を描こうと描いた一枚。人を描くのも意外と楽しい。ベンチの色分けは架空のもの。
 

4月22日。見た目そのものよりも、写真から感じられた色をなんとなく乗せてみる。色数も、今までより多く。
 

5月1日。背景にマスキングテープを使ってみる。ハイライトをほぼ白で残して、ボディの緑と青をにじませながらなじませる。天気のいい、暑い一日だったので、それがそのまま絵に反映された感じ。
 

5月2日。ハワイに行きたくて、ありもしない光景を描く。
 

5月3日。 娘のリクエストで、花さかにゃんこ。花を咲かせて、宇宙に平和をもたらす凄いヤツ。塗り絵にして、娘と遊ぶ。
 

5月6日。 これも娘のリクエスト。デフォルメしたロードスターと娘を描く。
 

5月11日。ボディをほぼ単色で、色の濃淡で立体感を出したかった。娘のリクエストで、カエルを乗せる。
 

5月12日。下書きの鉛筆のラインを消して、茶系の色でなぞり、仕上げに色鉛筆を水で溶かさずに色を塗る。ロードスターが話しかけてきそうな感じにしたかった。

5月15日。娘のリクエストで、大きく、カッコいい飛行機を…ということだったので、777の着陸間際を描いた。今回は、湿らせた紙を色鉛筆でなぞると強い色が出ることを確かめた。…やりすぎた。
 


色んなことを確かめながら描いたので、同じ人間が描いたとは思えないほどタッチが違う…気がする。

筆先に集中して描くのも、集中力も散漫にざっくり描くのも面白かった。
一枚のまっさらな紙に、何度も線を間違えながら、少しずつカタチにしていく作業は、写真とはまた違った感触の趣味。

子供が喜んでくれそうだな、と思って描くから続くんだろうと思う。でもそれはきっかけでしかなくて、描き始めるとそんなことそっちのけで集中して描いてしまう。(もちろん、子供たちのあれこれにすぐ対応できるよう、描くときはリビングで…。)

今は特殊な環境下にあるから、家で過ごす時間がとても多い。
これから先、このマイブームがいつまで続くかはわからないけど、すでに次は何を描こうかな…と考えてしまっている。

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