もうスマホカメラでいいじゃんと。
Xperia5、とても良く写る。
家族写真を残す手段としては最適解ではないかと。
梅雨空の続く雨の日だって、ポケットから出して片手で起動してすぐ撮れる。
時間もお金も一体カメラやレンズやフィルムにいつまで注ぎ込むのかと。
こんな気分になること、カメラにハマった人は一度や二度あるのではないだろうか。自分なりよく練られたロジック(言い訳)で「用途に応じて」集めた機材を完全に処分又は一つに絞ってしまいたくなる衝動。
そんなことも少し頭の片隅によぎってしまったので、実はコロナ自粛期間以降の家族の記録はもっぱらスマホカメラメインで、代わりに絵を描いたり本を読んだり、普段やらないことをそれなりに一生懸命やってみた。
けど昨日、放置していた現像済みのリバーサルフィルムを久々にスキャンして、「やっぱりこれがいいな」と思った。思ってしまった。慣れ親しんだ手順で一連の流れを終えてホームに戻ってきたような感触。ハーフ判でさえこんなに愛おしく写る。なんて素晴らしい機械、フィルムの化学反応だろう。
それなりに忙しい日々が帰ってきて、相変わらずせかせか働いているけど、写真、特にフィルム機とそれに纏わる諸々が落ち着きをもたらしてくれているような気がする。
やっぱり写真はいいな。フィルムはいいな。と改めて思った。
撮るなら次はやっぱりハッセルがいいな。あのファインダーは格別だ。
フィルム買わないとな。
PEN-FT F.Zuiko38/1.8 PROVIA100F