約3か月ぶりに、フィルムを現像に出した。
バルナックで撮ったフィルムの現像に至っては約半年ぶりだ。
…というのも、特徴的な色味を醸すKodak ULTRAMAX400がAmazonでちょっとお手ごろに売られていたので、「このバキバキの色を出すフィルムをふわふわエルマーとバルナックで撮ったらどうなるだろう…」と思ったのがきっかけ。
ULTRAMAXと言えば、以前所有していたNikon F6で使用したことがあるが、Nikkorレンズとの組み合わせもあってキッチリシャープな写りと派手な発色の印象があった。しかし、フジ製品よりも割高(だった)ことと、独特(時に非現実的)な色味にややアクが強すぎると感じ、一本試して以来使うことはなかった。
しかし、その後Leica M9を使用するに至り、Kodakセンサーと一緒に過ごすようになってから、こういうのもアリだなと思うようになった。ぶっ飛んだ色、いいじゃん!
というわけで、今回はLeica DⅢとElmar5cm f3.5とULTRAMAX400の組み合わせ。
ULTRAMAXの派手さとエルマーのふんわり感の…調和、というよりせめぎあい?つぶし合い?そんなことはないかな。個人的には結構気に入っていて、あと9本、この夏にがっつりバルナックで使い込んでやろうと思っている。
我が家のバルナックライカ、Leica DⅢは1936年生まれ、エルマーは1939年生まれらしい。さて、いつまで庶民がフィルムで撮れる日々が続くだろうか。
84年の時を超えてもなお、同じ規格で、庶民の手の届く値段のフィルムを使って写真が撮れる奇跡を思いつつ、2020年の夏をフィルムに焼き付けたい。