M9は購入後ずっとRAWとJPEG同時記録で撮っていたけど、以前のデータを見返すと、今年の初めあたりからRAWで撮らなくなっていた。
それまで頑張ってRAWも頑張って編集していたのだけど…。
だから、最近の写真は撮って出しも丸出し。
まるでライトボックスに置いたリバーサルフィルムみたい。
過去の遺物となりつつあるKodak CCD。
でも、M9自身が考え出すJPEGの色や雰囲気が好きなんよね。
RAWで編集する、しないという答えのない議論は昔からあるけど、個人的にはリバーサルフィルムが好きで、その感覚に近いM9のJPEGは、とてもお気に入り。RAWで撮ったとしても、だいたいJPEGの写りに寄せたくなってしまうので、RAWで撮るのをやめた(ような気がする。)
でも、RAWでキッチリ編集する人、できる人はすごいと思う。自分なりの色を作り出せるのは生半可じゃないなと思う。
M9の液晶は相変わらず頼りない。撮ってすぐ液晶を見て、さらに微調整して何度か撮り直しても、PCで見ると1枚目が一番よかったりすることが多い。多分M9ユーザーはだんだん使ううちに液晶を見なくなっていくのではないだろうか。
撮る、次、撮る、次…まるでリバーサルを詰めたフィルムカメラのようだと最近は思う。
とうとう、CCDの供給も断たれ、あとは現存するモノを壊れるまで使うだけとなったM9。どこまで持ってくれるかな。壊れるまで使い倒せば、M9も本望かな。
散歩カメラ@新潟
Leica M9 & Color-Skopar35/2.5 PⅡ