どのカメラでも、最初のフィルムの現像受け取りは妙な緊張感がある。
とにかく何か写ってくれていてほしい。
できれば、いい写りであるとうれしい。
これからいい付き合いできるような感じがするとなおうれしい。
その場で確認できるデジタルとは違う、ある種のスリル感。
まるで、おみくじを開くような感覚。
そわそわしながら受け取ったインデックスプリント。
ひとまず何かが写っていてほっとする。
以降、前半に「それなりに写っていたモノ」
後半に「失敗の思い出写真」を並べていく。
<Rollei35 Tessar40/3.5 Kodak Ultramax400>














私のRollei35ファーストロールはこんな感じだった。
たぶんこれからどこに行くにもコイツがまずは候補に挙がるだろう。
出張の持ち物としてさりげなくひょいっと鞄に入っていくだろう。
巻き上げてから沈胴するなど、独特な操作がいくつかあるけど、撮っていればそれもリズムになる。
左手の巻き上げももう慣れてしまった。
目測…どんとこいだ。
そして、そのメカニズムから極限の小型化への執念が垣間見えてとても面白い。
テッサー、名前からしてキレの良さそうなレンズ。素敵な響き。
Tessar。長い付き合いになるだろう。
露出計カバーもストラップも、ちょっと値は張るけど他にないから導入。
ついてきたレンズキャップは外してしまって、フィルターで済ませている。
すっかり首からかけて散歩カメラできるように変身した。
あっ、と思ったら、ぱっ、と撮れる(はず)