M-Rookor28mm f2.8をお試しした

とある方にお借りして、M-Rokkor28mm f2.8というレンズをお借りしてしばらく使ってみたので感想を…!!

まずは外観から。
 

レンズ中心部にクモリ、周辺に気泡が見られる。持病だそうで。
鏡筒デザイン、かっこいい。
絞ってレンズを撮ると、気泡やクモリがよくわかる。どんな写りになるのか。
LENS MADE IN JAPAN 誇らしく刻み込まれている。

状態としては決して良くはないが、デザインや鏡筒の仕上げなどの質感はとてもいい。いいモノ感は十分に漂う。フードも金属製でカッコいい。
特筆すべきはその軽さ。我が家にあるColor-Skopar35/2.5とほとんど同じ軽さ。カメラは持ち出してナンボなので、これは素晴らしい美点と言えるのではないだろうか。

このレンズ、見ての通りクモリ玉で、世に出回っているものも何らかの持病を抱えている個体が多いようだ。

さてどんな写りをするのか。



以下、M-Rokkor28mm f2.8とLeica M9で撮ったものを載せていく。
M9のJpegそのまま載せている。
 

絞ってローキー。
ふわっとした空。
昼の公園。クモリの影響でもやっとしている。
絞りを開けるほど、ふわふわな写りに。(カメラは娘のもの。珍しくファインダーがあるコンデジ)
朝焼けの逆光。
遠景。
お気に入りの一枚。逆光が拡散して朝の雰囲気を思い起こさせてくれる。
パナスタ。
芝生が映える。

M9に28mmレンズは初めてだったので、その広さに最初は戸惑った。

なにしろ、ファインダー内に写るブライトフレームはオトナの事情で(?)『35mm』のものが出てくるのだ。ブライトフレームは水平線の補助線代わりにして(というアドバイスをいただいた)、ファインダー目いっぱい広がる28mmの枠を想像しながら撮ることになる。でも、それもしばらく撮っていれば慣れて、楽しく思えるようになった。

レンズのクモリもうまく状況がハマれば印象的な写真への味付けになる。
常用できる状態ではないものの、逆光での浮遊感のある写りは謎に病みつきになる魅力があると思う。

このレンズ、見るからにライカレンズ然としていながら市場価格は安い。クモリを取るのも難しいみたいなので、試しにクモリ玉を安く手に入れて遊ぶのも全然アリじゃないかと思う。

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