SIGMA dp3Quattroがやってきた。

ここしばらく、寄れるコンデジが欲しかった。
家にいてばっかりだし、そうこうしている間にも1歳の次女はあっという間に大きくなるし。

候補は
LeicaQ or Q2
GRⅢ
X100系

と、考えていたのだけど、結局選んだのは
 

『変態カメラ』の誉高い、SIGMA dp3Quattro。

フツーに撮れるのだったら我が家にはオリンパスE-M5 MkⅡあるし、使いづらいと言われるものの、凄まじい写りを叩き出すFoveonセンサーを体験してみたかった。シグマの山木社長がいつかのインタビューで仰っていた通り、私はミニバンではなくオープンスポーツが欲しかった。ロードスター乗ってるし。
 

グリップが手前に飛び出しているあたり、奇異なデザインだし、某家電量販店で短時間触った限りだと、握り心地は違和感があった。しかし、数日使っていると(嘘みたいな話だが)手がこの形に馴染んできて、持ちやすく、よく考えられたデザインだなと感心するに至った。ボタン配置もシンプルだし、メニューの階層も分かりやすくまとめられていて、洗練されたUIだと感じた。

妙に横長のデザインも、愛用のピークデザインのバッグに縦にスポっと入って、散歩カメラの相棒としては最高だ。

電池込みで500g程なので、このサイズ・重量感でfoveonの写りを味わえるのだから大したものだと思う。

ただ、たった一つだけ、どうしても使い勝手が悪いと感じたのが、SDカードスロットのカバー。
  

こんな感じでフラットな樹脂製のカバーで、開けるたびに爪が痛くなるのだ。
(写真わかりにくくてすみません…)

そこで調べてみると、こんなものを見つけた

カバーオープナーを3Dプリンターで作っておられる…!すごい!
ということで、すぐに注文して、
 

装着。生まれ変わったように開けやすくなった。

さらに
 

フードも付けて準備万端。見た目の戦闘力が上がりすぎるので、常用しないかもだけど!

以下作例。
 

寄れるから、
まずは手持ちの機材を
撮りがち。

物体の質感、空気感がものすごく感じられて、PCで写真を見たときには、中判ポジをルーペで覗いた時と同じような驚きと感動があった。
foveonセンサーとベイヤーセンサーの違いは語りつくされているけど、実際に自分で撮って体感すると、やっぱり違う。
もちろん、等倍にして「おー!こんなところまで写っている…!」は体験済み。

dp3Qは50mmレンズ搭載機で、換算75mmの中望遠。ずっとデジタルはM9ばかり使っていたから、マクロも望遠も弱い。その分dp3Qでの撮影は新しい刺激だった。

<一般的に短所と言われる点について>
・AFは遅い。でもAFがあるだけいいじゃん。液晶はM9よりも遥かにきれいだから、MFも捗る。
・ISOは本当に仕方なく上げても400まで。フィルム機に慣れた身としては今までと大差ない。
・撮影後の書きこみに時間がかかる。でもバッファは7枚分あるので、いちいち再生画面確認したくなる衝動を抑えて次のシャッターチャンスに向かえるから、これはむしろ長所(と思うことにする)。

やっぱり私はちょっと変なカメラが好きみたいだ。

ここには載せられないが、娘を真正面から撮った写真の瞳の描写が凄まじく、すっかりfoveonファンになってしまった私は、さらにfoveonの沼へ足を進めることに…。

続く( ´∀` )
 

これはいずれ買うと思う。

スポンサーリンク