F6とLeicaⅢbを撮り比べる

LeicaⅢbとElmar 5cm f3.5を購入してからずっとやりたかったこと…

正確無比な露出を誇るNikon F6先生に教えてもらいつつ、LeicaⅢbに絞りとSSを反映してその写りを比較してみること。

万博公園梅まつりにてそれが叶ったので、まとめてみた。

使用機材はいつもの相棒たち。
Nikon F6&AF NIKKOR 50mm f1.8
LeicaⅢb&Elmar 5cm f3.5

フィルムは最近入手した
Lomography100

なるべく同じ絞りと露出になるように撮っているが、エルマーが大陸絞りな上にF6にしかないシャッタースピードもあるので、各設定は近似値となる。

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太陽の塔、後ろ姿はこんな感じなのか…ちょっと怖い(?)

すべて手持ち撮影な上に、ピントが合っている場所も違うので、厳密な比較はできない。
しかしながら、同じ35mmフィルム、一応同じ50mm(エルマーは”5cm”だが。)レンズでこんなに印象が違うのかと…

可搬性を犠牲にしたくないがためにいつもフードなしで持ち歩いているカメラたちだが、それでもNIKKORはきっちりはっきり写る。発色も鮮やか。
対してエルマーは全般にふわっとした写り。目を閉じて「あの梅はどんなだったかな…」と思い出した時の感じに似ていると思う。

素人の私にとって、レンズの良しあしはよくわからない。特に現代のレンズはとてもよく写るので、同じ焦点距離で各種設定を合わせて撮影した写真で「利きレンズ」をしたら当てる自信はない。絞ってしまえばマイクロフォーサーズとフルサイズだって違いが分からないだろう。

でもやっぱり「あ、これいいな」というレンズは存在する。
歴史的にそれが銘玉と言われ、多くの人々に愛されるのだな…と思う。
となると、あのレンズで撮るとどうなるのだろう…と試してみたくなるのが人情。

ただ、最近やっと50mmの画角に慣れてきて、撮りたいと思ったシーンがおおむね収まるようになってきているから、しばらくはこの組み合わせで楽しんでいきたいと思っている。
AF50mmもエルマーも薄くて軽い特性を生かして、撮りたい瞬間にカメラが手元にあるように、いつも持っておきたいと思うから。

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