親の気持ちは

LeicaDⅢ Elmar5cmf3.5 ACROS100

出張族の私は月の半分をどこかの地方で過ごしている。
私がどこかへ行っている間、妻は一人で一才の子供の面倒を見ている。
この間、いわゆるワンオペ育児となる…LINEで送られてくる近況も楽しそうなものもあれば、苦境を伝えるものもしばしば…。

というわけで、私が帰るということは子供の相手をできる戦力が増えるわけで、つまり私の休日は妻の休日。なるべく子供の相手をしてあげたい…。次の出張の間に忘れてしまわれないよう、相手をしておきたいという部分もある。

LeicaDⅢ Elmar5cmf3.5 ACROS100

親の気持ちは親になって初めてわかるとはよく言われるが、確かにそうなのかもしれない。
親バカなんて都市伝説と思っていたが、確かに存在する(笑)
職場の先輩パパたちに聞いても、どうやら子供ができてから(他人の子も含めて)子供が好きになっている人が多いようだ。

しかしながら、時には手に負えず愛想が尽きそうになることもある。
親子初心者同士だから、探り探り頑張っていきたい。

こんなわけで、出張先で全力を使い果たし、干からびて帰宅するわけにはいかない。
そのためにも、少し時間を割いて散歩カメラをする。

LeicaDⅢ Elmar5cmf3.5 TRI-X400
LeicaDⅢ Elmar5cmf3.5 TRI-X400
LeicaDⅢ Elmar5cmf3.5 TRI-X400
LeicaDⅢ Elmar5cmf3.5 TRI-X400

戦前板金ライカたちがゆっくりしたテンポで、出会った情景を切り取っていく。
Ⅲbなら少し元気なシャッター音で、DⅢならそれよりしっとりしたシャッター音で。
きっとシャッター音は個体によって特徴があるのだろうけど、ウチのバルナックたちはそんな感じだ。

完全マニュアルな機械式カメラに触れながら歩くだけで心身のバランスが取れていく。
こんな効能があるから、やはり相棒のカメラは欠かせない。

人間らしいテンポを80歳を超えたバルナックライカが教えてくれているようだ。

…と、結局カメラ、写真は素晴らしいねという話になってしまう。

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