LeicaDⅢ退院後の経過

Leica DⅢ

前々回のポストのとおり、DⅢの高速シャッターがバウンドして、写真の右端が感光してしまう症状が現れたため、販売店に修理をお願いしていた。
シャッター幕のブレーキを調整してもらい、2週間ほどで帰ってきた。

早速試写したところ…

LeicaDⅢ Elmar5cmf3.5 ACROS100
LeicaDⅢ Elmar5cmf3.5 ACROS100

こんな感じで相変わらすいくつかのコマが感光していた。

LeicaDⅢ Elmar5cmf3.5 ACROS100

このコマなどは、警備員のおじさんにピントが合っているのだけど、それが感光してよくわからないからただのピンボケ写真にしか見えなくなっている…

販売店に問い合わせてみたところ、修理後に試写したフィルムは正常な状態であり、原因がよくわからないとのこと。

どうも、この症状が現れるのが最速の1/500で撮った時だけでは無いような気がしたため、検証を行うことにした。

メモクリップにシャッタースピードを記入した紙を挟み、各スピードでそれを撮る。これで感光現象が起きるシャッタースピードを特定できることができるはず。

すぐに結果が知りたかったので、虎の子のACROSを使って自家現像(こんなことに丸々一本使ってごめん、ACROS…)

すると…
一コマも感光しておらず…。

「不具合再現せず。」ということで、もっと他に原因があるようだ。
カメラへの愛が足りないのか…(?)

もう、このカメラの性格なのだろう。付き合っていくうちにどんなシチュエーションで発生する現象なのか、わかってくるかもしれない。

Leica DⅢ

80歳を超えて衰えをしらない精悍さ。一癖も二癖もあるカメラだけど、持ち出して撮りに行きたくなるカメラ。その全貌をつかむにはまだまだ時間がかかりそう…。

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