前回のポストで中判の魅力にやられてすぐのこと…
裏ブタを開けて、絞りレバーを動かして流麗な絞りの動きを眺めていたら…
ここから動かなくなってしまった。
買ったばかりのカメラ、二眼レフなんて初めてだったので、もしかして操作を誤ってしまい壊れたのかと焦った。何か知らない作法があって、それを破ってしまったのか…。
深追いは禁物とわかってはいても、何かの拍子に復旧するかもと色々試した。
しかし、全く動かない。絞りレバーの感触が心なし軽くなってしまっているような気がする。
さらに、カメラを振ると聞きなれない「カラカラ」という音がする。内部でネジか何かが転がっているような…。
観念して、保証期間内だったことから販売店に連絡して修理に出した。
ちょうどいい段ボールがなかったので、切り刻んで作った…。(返ってくる時も再利用されていた。)
9日後に無事に治って帰ってきた。待っている間、長かったなぁ…
絞りレバー基部のネジかゆるんでいて、空回りしたために絞りが不動になったとのこと。ゆるんで…かぁ。カラカラ音がしていたのはネジではなかったのかな?
中判、どんどん撮りたいけど、一枚一枚への緊張感が大きくてなかなか気軽に撮れない。
やっぱりフィルムの送料、現像代、データ化代が脳裏によぎってしまう。
それを少しだけ軽減したいと、ACROSのブローニーフィルムを注文した。値上がりしたものの、まだ、買える。近いうちに自家現像に挑戦したいと思っている。たまたま持っているLPL現像タンク5041がブローニーにも対応できるのだ。
さらに、近所の写真屋さんで、ブローニーフィルムの現像がネガなら5~6日かかるがリバーサルなら中1日で仕上がると聞いた。外部委託の現像所とのパイプが太いのだろうか。ブローニーのリバーサル…非常に魅力的だ。中1日で持って帰ってスキャンできるならこれは楽しめるかもしれない…スキャン…デジカメデュープは工夫しないとできないな。ブローニー対応スキャナを買ってしまうか…?
いつの間にかいろんなフィルムでシュナイダー・クロイツナッハ・クセナー75mm f3.5の描写を見ることができそうな流れになってきた。(やたらとかっこいい名前のレンズ製造会社。)
特にリバーサルなんて今まで縁のない存在だと思っていた。ブローニーフィルムの選択肢が極端に狭くて、ネガフィルムとの価格差が35mmフィルムほど気にならないからかもしれない。そんな風に思う時点でいろいろマヒしてしまっている気もするが。
あの大きいフィルム面でリバーサルかぁ…ワクワクする。まずはモノクロで何本か撮って操作に慣れて、ローライさんにもしっかり目を覚ましてもらってからリバーサル、やってみようかな。
購入直後に入退院したカメラたち。
OH済み、と書いてあっても過信してはいけない。人は間違う、機械は壊れる。
一度入院することでまた丈夫になって帰ってきてくれているはず。