これが初めての一眼レフNikon D7000を買って撮った最初の一枚。2011年12月のもの。
自分でも驚くことに、過去の他のカメラで撮った写真を合わせても、D7000自体を撮った写真が一枚もない。
今はNikon F6やFE2を撮ってはtwitterにアップしているのに…当時はカメラ本体自体にはあまり興味がなかったのかもしれない。
ちゃんと趣味として写真を撮りたい…それでは一眼レフだと。NikonかCanonどっちかなと悩み、中堅クラスで長く使えそうで、何よりCanonの同級機よりもシャッター音が好みだったD7000にした。独身最後の大きな買い物!と言って買ったことを記憶している。
レンズも18-105mm標準、40mmマクロ、10-24mm広角、70-300mm望遠…etc。と買い増し、一通りのシステムが揃っていった。
夏の海、夕景、紅葉、イルミネーション、飛行機…どんな被写体でもD7000は期待に応えてくれ、気持ちのいい写真を撮らせてくれた。
ただ…どこか「いつかはフルサイズ」という、フィルム機も使ったこともないのになぜか思い入れ(思い込み)があり、ずっとこのカメラを使い続けることはないだろうなとも考えていた。
このカメラとtimbuk2のメッセンジャーバッグを使ってあちこち撮り歩いた。
このバッグがやや曲者で、フラップ(蓋)が大きく、手前に大きく開かないとカメラが出しずらいことが欠点で(逆に雨には強かったのだが)、APS-Cとはいえ重いカメラ、各種レンズを肩掛けカバンで持ち運び…カメラを出すたびに難儀するわ、やたら肩は凝るわでだんだん嫌気がさしていった。
プロの方々の肩の堅牢さは一体どうなっているのかと本当に今でも思う。
(今、メインでF6を使っている自分はいったい何なんだとは思うが…)
他にトートバッグを試したりしたが、結局重さに嫌気がさし、持ち歩く頻度が少なくなっていった。この機種のキャッチフレーズ「持ち出せ、使い倒せ」、全然しなくなっていった。
D7000、なかなか優秀でとてもいいカメラだったが、2015年末にニコンのレンズも含めてすべて売却し、当時のOlympusのフラッグシップだったOM-D EM-1に乗り換えた。