ローライコードはスポーティ

少し家族で遠出する機会があり、ローライコードⅣとライカⅢbを持ち出した。

RolleicordⅣとLeicaⅢb
Nikon F6(AF50mmf1.8)とLeicaⅢb

Peak Design Everyday Sling 5LにNikon F6とバルナックを入れたりするのだが、その時よりも断然軽い。
二眼レフ…見た目が重たそうに見えるが、ローライコードは意外と軽く、実測で845g。NikonのAFレンズ最軽量級の50mmf1.8を付けたF6が1255gだったので、400g差となる。

肩に単独でかけていても重さが気になることはほとんどない。
大きそうに見えて、意外と手に収まる大きさ…。

「重たそう、大きそう」と書いているが、それがローライコードを購入するまでのニ眼レフに対する印象だった。あのゴツい図体は金属のメカがぎっしり詰まっていて、きっと一般的な一眼レフに比べて理不尽に重く、かさばるのだと思っていた。

ところが全然そんなことはなかった。

ローライフレックスも年代によって様々なバリエーションがあるから一概に言えないが、一般的にローライコードはローライフレックスに比べて軽く、小さい。内部の機構をシンプル化してあるため、構造が単純で故障しにくい…と言われている。(購入後すぐ入院したけど…)

我が家のローライコードⅣは右手側にフィルム巻き上げノブとピント調整ノブが集中しており、右手だけで操作が完結できる。そのため左手側はすっきりした見た目となっている。これがⅢでもなくⅤでもなくⅣを求めた理由の一つだ。
よくわからない装飾がいろいろ付いていそうな、二眼レフなんて骨董品…なんて以前は思っていた。実際扱ってみると全くそのようなことはなく、6×6判の写真を撮るために必要な機能が美しく詰まっていることがよくわかる。

そして、一日中ローライコードⅣを連れまわした感想が、「ローライコードはスポーティ」だった。

もちろん、ファインダースクリーンを覗いて、ゆっくり被写体を眺めて撮影する行為は重厚なものかもしれないが、撮影行動に至るまでのこのカメラに対する印象は軽快そのものだった。

気になるモノがあったらとりあえずカシャっとピントフードを開けて、ファインダースクリーンの世界に入り込む。それから撮るかどうか考える。ルーペを出して覗くとファインダースクリーン全体が見渡せる。ピントの調整をしてそのままシャッターを切る。私のローライコードのスクリーンは以前のオーナーが交換したのか、格子線が入っており、十分に明るい。

軽くて小さくて持ち出す機会が増えるからそこで写真が撮れる。まるでバルナックライカだと思った。ローライフレックス2.8Fや3.5Fがスーパーカーならローライコードはライトウェイトスポーツ…ロードスターみたいな存在感だろうか…それは少し思い込み過ぎか。

RolleicordⅣ&Velvia100

今回のお出かけで初めてリバーサルを試して、その現像待ちとなっている。
どんな写真が撮れているか、もしくは…露出が全く合ってなくて見れたものじゃないか…
セコニックツインメイトを参考に撮ったけど、結果はどうなるかな…とても楽しみ。

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