去年の日記を読んでいると、8月1日にNikon FE2を購入したようだ。そこから私のフィルムカメラライフは始まった。
Nikon Dfのモチーフになった機体。とてもかっこよかった。カッチャーン!と甲高い音のするシャッターも懐かしい。
Nikon F6を購入し、出番のなくなったFE2は手放すことにしたため、今は手元にない。
どこかで幸せにしているだろうか…
フィルムカメラの雑誌などで、「シャッタースピード1/4000が使えるAE機として入門に最適」とよく紹介されているので、フィルムが好きになるひとを増やし続けていてくれたらいいな。
初めて買ったフィルムはフジのC200だった。理由は、店頭で一番安かったから。
いわゆるファーストロールは、露出も何もあったものではなく、受け取ったのはフィルムの温もりだけのような第一印象だった。でもそれで好きになった。あれからもうすぐ一年だなんて…
それから、LeicaⅢbとLeicaDⅢの戦前板金ライカ兄弟が来たり、中判ましかく写真のRolleicordⅣが増えたりと順調にカメラは増えているが、使いまわせない数ではないので数としては「適正」ではないかと思っている。
ただひとつだけ、minolta Hi-MaticFが出番を失っているのでどうしようか悩み中…
LeicaDⅢとRolleicordⅣは購入後、不具合箇所が見つかりすぐ入院した。帰ってきてからも少し不調な点があったが、何度かフィルムを通すうちに調子がよくなった。

「普段から適度に動かないと身体を壊す」というのはよく聞くが、「久々に動くとどこか痛めるけど、徐々になじんでいく」なんて、本当に、人間みたいだ。
御年50歳や80歳のカメラたち、主にインターネット上で情報収集するが、SNSにアップされる機材の写真なんか、正に「顔つき」という感じがしてとてもいい。
今日もお気に入りのカメラたちを眺めて過ごす。
贅沢な時間。