
Nikon D7000を2015年末に手放し、Olympus E-M1を迎えた。E-M1は発売後時間が経っていたため本体のバージョンが大幅にアップされた状態で手に入れることができた。
E-M1を選んだ最も大きな理由は、軽さ。センサーサイズが小さいことからレンズ込みでシステムがコンパクトになることを見込んでの導入だった。
あとは、デザイン。ボディ右肩、シャッターボタン周りのデザインが非常に秀逸。ミラーレスであることから本体が薄く、「昔のフィルム一眼レフのように」コンパクトなスタイルが非常に気に入っていた。ボディ内手振れ補正も強力で、まるで手品の様だ。標準ズームセットと同時に購入したOlympusの25mm f1.8のレンズはフルサイズ換算50mm。これが安いのにとてもいい写りをする。


Olympusがフォーサーズを止めてまで送り出したマイクロフォーサーズ、最初のフラッグシップ。小型で機動性抜群。だが欠点もある。
最も大きな欠点はグリップ。小指が余る。小指はモノを握るうえでとても大事なはずでは…野球、テニス、剣道…小指が握れないと安定しないのは想像に難くない。これは小型化とトレードオフだったのだろう。(ただし、後継機のE-M1 MarkⅡではここが改善されている。欲しくなってしまう)
あとは、メニューの階層が非常に分かりにくいこと。マイセットを設定してそれがどこまで反映されているのか、別のマイセットに切り替えたときにわからないことが多く、セッティングが難しいし複雑でめんどくさい。(これもMarkⅡではPCにセッティングを保存できるようになっているらしく、改善されておりうらやましい。)なぜこの項目がここに…!?ということもしばしば…
加えて、手振れ補正がONになるとなんだか「コォー…」と独特の音がする。やや耳障り。
…シャッター音が小動物のクシャミみたいで残念…、最後は言いがかりのようだが、出てくる写真について、E-M1はとても気に入っており、動画撮影機としても最近は活躍している。