横浜クラカメスナップ会(前編)

twitterのフィルムカメラつながりで仲良くさせていただいている、テヅクリさん@tedsukuri)と、ワタナベさん@sutougen )と共に、「横浜でフィルムカメラスナップ会しよう!」という話で盛り上がったのが…8月半ばだった。(名前はそれぞれのブログへのリンク。)

そして月日は経ち、(家庭内事情的なものも含め)スケジュールを調整し、この度実現した、「横浜クラシックカメラスナップ会」

カメラのラインナップはこの通り。三人しかいないのに…。
ちなみにクラシックの定義は曖昧。雰囲気だ。(Hasselblad500c/mに関しては1985年製だったりする。同い年のカメラをクラシックと呼んでいいものか。)

余談ながら、いわゆる「オフ会」というものに私は今回初めて参加した。そのため、始まるまでは実はかなりドキドキしていた。そもそも、「写真撮影のためだけに集合して誰かと歩く」ことも初めて。しかし、気さくな二人と話し始めると、すぐ打ち解けることができた。この得難い経験に感謝。

3人で関内のレトロなカフェに入り、カメラ談義をしつつ朝食を済ませ、いざ出撃。
(この時、ワタナベさんのM3のファインダーを覗かせてもらい、改めてこれは欲しいなぁ…と思ってしまった記憶を消したい…。(笑)

みなとみらいの潮風を浴びながら、帆船日本丸、ランドマークタワー、インターコンチネンタルホテル、コスモクロックを眺めつつ、カメラを携えて歩く。

今回の機材はHasselblad500c/mとPlanarCF80mmf2.8がメイン。フィルムはPROVIA100F。サブにLeicaDⅢとElmar5cmf3.5にACROS。

少し肌寒く感じる曇り空。いつもの横浜の光景。
何かの訓練中なのか、ヘルメットを被った人が船上にちらほら

この景観をカメラに収めなければ…と思ってしまったのか、序盤戦は何とも言えないカットが続く。曇り空に港、船、白っぽい建物に苦戦する。


それでも、ハッセルとプラナー、そしてプロビアはフィルムに海の匂いを染み込ませるように光を取り込んでくれる。
これがあるから、もう完全に中判リバーサルの虜になってしまった。

撮るひとを撮る。

前をワタナベさんがLeicaM3を携えてどんどんスナップを重ねていく。私とテヅクリさんはのんびり後ろからついていっては追い付くような形となった。
個人差もあるのだろうが、ハッセルとライカの撮るリズムの違いを体感することなんて、初めてのことで新鮮だ。(ちなみにテヅクリさんはこの際Rollei35を使用していた。最速で撮ることができるカメラであるが、道案内を優先してくださっていたようで…感謝。)

歩いていて色を見つけるとうれしくなる。カメラを持って歩くと、色や光に対する感じ方が変わる。

曇り空の赤レンガ倉庫。ビル群との対比も相まって、より重く、どこか湿って見える。
素敵なカタチを収めるにはナナメにするしかなかった。

象の鼻パーク周辺まで歩くと大さん橋は目前だ。
ここまででブローニー2本を撮影した。

(個人的に)空前のハイペースだ。子供以外を撮るのにこんなにシャッターが進んだことは今までにない。

後半になって中華街から元町へ、街中に入っていくと、なんだか感覚が戻ってきて「あぁ、こういう感じのが撮りたい」というカットが増えてくる…

というわけで、後編に続く。

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