都会のオアシスをハッセル散歩【大阪・中之島】

大阪・中之島。

大阪都心の個人的なイメージはやはり梅田界隈で、人が多くて活気があって、ビルがひしめき合っていて、みんなとにかく急いでいる…というもの。

そんな大阪の都心部にも関わらず、穏やかな空気が漂っている場所が、中之島。

梅田駅を南に約1kmちょっと、堂島川と土佐堀川という細い川に挟まれた、東西に細長い中洲が中之島。
大阪中心を通るこの川沿いは、江戸時代から商業の中心で、各藩の蔵屋敷が並んでいたそうだ。明治に入ってからも商業の中心であり続け、数多く架かる橋や建築物も歴史を感じさせるものが多い。
周辺はオフィス街で、川を挟んだ風光明媚な街をビジネスマンが颯爽と歩いている。

何かの武器みたいと嫁さんに言われたマイハッセル。いやいや、ちょっとミリタリーな水筒に見えるでしょ?

モノクロが映えそうな被写体が多かったが、今回は(も)Hasselblad500C/MとPlanarCF80mmf2.8とPROVIA100F(要はいつもの組み合わせ)で撮影。

<day1>

最初の一枚。右に見えるのが日銀大阪支店。なぜこのタイミングで撮ったのか…。盛大に傾いていたので水平にトリミング…

市役所前の並木通り
中之島図書館
土佐堀川沿いのカフェ

明治を感じさせる重厚な造りの日銀大阪支店旧館に続き、大阪市役所、国の重要文化財の中之島図書館や中央公会堂の側を中洲の東端にある芝生公園に向かって歩く。途中に川に面したカフェやバラ園がある。見晴らしが良く、なんだか空気が軽い。当日は天気も良く、風は肌寒いものの、午後の陽光の中をのんびり散歩。

と、突然だんじりの写真。
ひとしきり芝生公園で遊んだ後、アクアライナーという遊覧船に乗って大阪城まで向かった。
そこでだんじりに遭遇。全く狙って行ったわけではなく、ラッキーだった。
実はだんじりを見たのは今回が初めて。実物は迫力がある。あんなスピードで走る上を立って踊るなんて…きっと祭本番はもっと爆走するのだろう。すごい。

アクアライナー大阪城降り場付近

その後、お城のお堀の周りを散歩して帰宅…

<day2>

全く別の日、とあるお祝いにと、ラ・テラス中之島というところへ家族でランチ。中之島の北西に位置するちょっといいレストラン。

その帰り、ガラス越しに店員さんに挨拶をする我が子。

謎の実を椅子に並べ…

川沿いを散歩しつつ、中央公会堂方面へ…

夕陽に映える中央公会堂。堂々とした佇まい。内部を一通り歩くと、この建物の辿ってきた歴史がわかるようになっている。
建物自体の造りも見事だが、現代に保存すべく施された修復保全工事や耐震対策などもとても興味深いものだった。
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もし、先日行われた「クラシックカメラスナップ会in関西」が行われるようなことがあれば、ぜひ中之島は歩きたい…!と思わずにはいられない被写体がたくさんあった。
古い建造物が多く、ウォーターフロントなので、なんとなく横浜を思い起こさせるなぁ…というのが私と嫁さんの共通した感想。

まだまだ色んな魅力がありそうな街。
まだまだ全然撮り足りない。
また近いうちに訪れるだろう。

行って気持ちのいい都会、という存在はとても貴重だと思う。

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