箕面の滝。
もはや国際的な観光名所のようで、
日曜日ともなると様々な国籍の人々が押し寄せていた。
車を駐車するのも一苦労だったけど、
山の中腹にある大日駐車場周辺の道路片側車線が駐車スペースになっており、
なんとかそこに滑り込んで、嫁さんと子供(onベビーカー)と、滝に向けて山を下って行った。
久々にハッセルにベルビアを詰める。
中判リバーサルとプラナーが捉える秋の紅葉は繊細で、瑞々しい。
木々が立ち上がっているようにも、
葉が降りかかるようにも見える。
秋は空が抜ける。
天気が良かった。やわらかい光が回り込んでくる。
人で大賑わいだが、
ファインダースクリーンの世界にいる間、そんなことは関係ない。
後ろの点光源がレンズシャッターの形に五角形。
プロクサーを付けて接写。
手を伸ばせば触れそうな質感。
四季折々の姿を見せる箕面の滝。
小さく、虹がかかった。
誰かの食べさしのような、どんぐりがまとめて置いてあった。
いつもPROVIAを使っているけど、この日はVelviaの赤を見たくてフィルムを詰めた。
滝の写真なんかは不思議とカラッとした写り、
モミジの接写はツヤっぽくも温かみのある写りで、
同じフィルムでも光の加減や、
被写体の条件などで感じ方が変わってくるのが面白かった。
どのように撮れば、どのように写るのかまで予測できるほど腕があるわけではないので、
現像して上がって来たフィルムを見ては、考える日々は続いていく。