LeicaM9のホットシューカバーを探して【Thumbs Up EP-3S】

出張先のホテル。
ピークデザインのフィールドポーチにストラップを着け、財布とM9だけを突っ込んで外に出る。

外はネオン光る仙台の街。ハンドストラップに手を通し、M9を鷲掴みにして、連休で浮ついた街並みを、「おっ」と思う瞬間やモノを探して歩く、歩く。

…のだけど、なんだか手のひら、親指の付け根付近が痛い。

痛みの原因はホットシューの金具が手のひらに食い込んでいるから。
当然、しっかり握るほど痛い。

というわけで、ホットシューカバー探しが始まった。

Amazonで検索すると…

こんなのが出てきた。せっかくだし、名入れをしてオーダーした。
オーダーの際に使用予定機種を書き込むことになっていたので、「Leica M9」と記入。

すると…M9はホットシューの形状が対応外であるとのことで、丁重に連絡がきた。仕方なくキャンセルせざるを得なくなり、シューカバー探しは続くことに…。

さらにGoogle先生に聞きながらさまよっていると、

こんなのが出てきた。
matchTechnicalServicesと言うところが作るシューカバー兼サムレスト。
これがあれば頼りないM9のグリップを向上できて一挙両得だろう。

と思い、現物が無いか大阪梅田のヨドバシに向かった。

カメラ自体が古いこともあり、中古も含め流通量が寡少であることからダメ元で行くと、なんとショーケース内に展示されている。

早速M9に試着させてもらい、ファインダーをのぞくと…
「え…なんか見づらい…」

これは私が左目でファインダーを覗くせいで、親指が右目の目の前に位置してしまい邪魔なのだ。右目で覗く人にはちょうどいい位置に親指が来る。
メーカーはこんなことも考えて、親指の位置をもっと右に位置できるように、本体の長さの長いタイプを用意しているようだった。
展示品はEP-1S。長さが短いタイプ。
長いものはEP-3Sと言うようだが、さらにレアアイテムとなる。

安いものではないので、躊躇する…
我慢して短いのを使うか…長いの探すか…
もちろん、利き目を変えることなんかできない。

結局、長いものを探すことにして数日後、某サイトで中古のEP-3Sを発見したため、すぐに購入…したいところだったが、色がシルバーなのだ…。
ブラックペイントのM9に似合うかどうかわからず、またもGoogle先生に教えを乞う。

すると…そんな着用例の画像がとても少なく参考にならない…

結局、探すのにやや疲れた私はえいやっと買ってしまった。
それが先日届いたのだ。

長い前説だったが、M9にThumb Up EP-3Sを着けた姿はこんな感じ。

もともとホットシューカバーのパーツがシルバー、レンズもシルバーであるので、違和感はほぼ無いのではないだろうか。端っこの塗装が剥げて真鍮が見えているが、致し方ない。

なにより鷲掴みにしても痛くない&グリップが非常に安定して心理的な安心感が向上したことが大きい。きっと手振れ防止にも貢献してくれることだろう。

たいしたことない話なのに、なんだか長くなってしまった…

デジタルライカをハンドストラップで掴んで歩き回るような人や、サムレストの色のミスマッチに悩む人が一体どれくらいいるのかわからないが…そんなちょっと変わった人の参考になれば幸いです(^^

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