朝。まだ薄暗い中、ベッドのそばに妻ががそっとやってきて…
「散歩カメラしてくる?」
と、聞いてくれたおかげで一気に目が覚めた私は、ハッセルを持って爽やかな朝の空気の中、ビーチ周辺の散歩カメラをすることができた。
7000km先までフィルムを持って行った甲斐があったと心底思った。この旅行でブローニー8本撮影したが、当然のことながら帰国して現像するまでどんな風に写っているかは分からない。デジカメの様に撮ってすぐ確認出来るなら、様々な面で楽だろう。しかし、この『中判ポジならではの精細さとフィルムのおおらかさ』を目の当たりにしてしまうと、やっぱりこれからもハッセルで撮り続けていくだろうと思う。同い年生まれの最高の相棒、HASSELBLAD500C/M。
4日目、実はこのあと船でワイキキ沖を遊覧したり、ラグーンで泳いだりと色々あって……次回に続く。
<HASSELBLAD500C/M PlanarCF80/2.8>
<1枚目のみPRO400H、そのほか全てPROVIA100F>