朝の散歩を終えて、今日は何をするんだっけ…と思い起こす。
そう、今日はワイキキ沖を船で遊覧する日だった。
明日の飛行機の移動を残して、実質ハワイ滞在最終日だ。
と、いうわけでやってきましたワイキキ沖。ハッセルをぶら下げて…。
上の一枚はダイヤモンドヘッドとウミガメに会うために海に浮かんでいる人たち(との説明があった。)
真ん中の船長さんの右におられる方が主に案内をしてくれた船員ガイドさん。どう見てもハワイの地元の方のように見えたが、なんと静岡出身・生粋の日本人で、今はハワイに定住しているとのことだった。
船での安全上の注意や、沿岸に見える景色、文化背景等々まで…笑いを交えてハイテンションで案内してくれる。約1時間ほどずっと喋りっぱなしだったが、とても楽しい時間にしてくれた。
その中で印象的だったのが、「実際のハワイでの暮らし」。
ハワイで暮らす、と聞くと、一見のんびり楽しそうにも感じられるが、税金が高いこと、物価が高いこともあり、多くの人は仕事を掛け持ちして暮らしているそう。しかしながら、土地柄かその生活は「ハッピーなもの」らしく、忙しくも楽しく暮らしていると言っていた。世界的に有名な観光地で暮らすのはそんな感じなのかと少し考えてしまった。
船はそれなりに揺れる。中波、小波が不規則に船体に当たって砕ける。
…となると酔いそうになる。子供が心配だったが、しばらくすると妻の腕の中で眠っていた。またこの海が見れるように、写真を撮っておくよ…水平線の彼方を見ながら、酔わないように努める…
この船、船底が透けて見えるところが4か所ある。この写真では魚も何も見えないが、タイミングが良ければウミガメが通りかかったりするのが見られるようだ。ハッセルを突っ込んで適当に撮ったが、とりあえず写っていてよかった。
絶景だな…すごいな…マジで青いな…これちゃんと撮れてるかな…と思いながらぼーっとハッセルのシャッターを切っていると、船員さんから「ウミガメ発見」の報。
慌ててウミガメがいるとされる右舷側に移り、何枚か撮ったが…、ピンボケでよくわからないものばかり…。なぜパンフォーカスにしなかったのか。でもまぁ、雰囲気は伝わる…かな。 まだオトナになりきっていない、中ガメさんとのことだった。 波間を漂いながらも、手足をパタパタさせている姿が見えた。なんともかわいらしい。
とにかく、見渡す限り青い。天気の神様に感謝。
ハッセルは相変わらず最高のシーンをきっちりと残してくれた。ありがとう。
*
ホテルに帰り、昼食を終えた後に今度はラグーンに繰り出してひとしきり遊んだ。南国の時間はゆっくり進む。
今日がハワイでの最後の夜。
明日の早朝には空港へ向かい、帰国に途に就く。
さよならハワイ。
皆気さくで優しい人たちばかりだったよ。
もし…もしも次来ることができるなら…イヤイヤ期が終わった子供と一緒に…。いや、それは言うまい。かわいい瞬間が、たくさんたくさん残せたし。
<Hasselblad500C/M PlanarCF80/2.8 PROVIA100F>
<LeicaM9 W-Nikkor35/2.5>