手軽にリバーサルフィルムを「直に」眺めたい
以前、アクリルフレームに直にリバーサルフィルムを挟んで眺める、という試みをしたことがあり、今でも中のフィルムを変えては玄関に飾っている。
ネガと違って、リバーサルはフィルム自体に色がついており、特に中判以上の大きさになると、十分そのまま鑑賞できるサイズ。生でフィルムを見るのもその鮮明さや精緻さが感じられてなかなかいい。
しかしながらフィルムの後方にちょうど良い光が差すような都合の良い場所はそうそう見つからない。だいたいライトボックス(我が家ではipadで流用しているが)で見たり、PCに取り込んでそのままファイルにしまい込んでいた。
なんとかいい方法はないものかと「ライトボックス」で検索をかけて物色していると…
こんなモノを見つけた。
ちょっと調べると、この文字の段にちょうどよく66判のフィルムが入りそうだ。
というわけで1200円ちょっとならまあ失敗してもいいかと買ってみた。
準備したもの
作るにあたって準備したものは以下の通り。
・上記のメッセージボード LED ライトボックス(通販)
・0.5mm塩ビ板(ホームセンター)
・アクリル板用カッター(ホームセンター)
・白いビニールテープ(家にあった)
作成手順
どこに需要があるのかわからないが、作成手順を記していく。
まずは塩ビ板をフレームに収まるように切っていく。
この際、アクリル板用のカッターを使ったが、これがどういうわけか、刃を入れると、「彫れる」感じで、普通のカッターの様に何度も切り込みを入れる必要なくあっという間に両断できる。(実は1mmのアクリル板も購入して試してみたのだが、これだと分厚すぎてフレームに入らなかった。)
その後、フレームにフィルムと塩ビ板を入れてみたが、やはり隙間があって、フィルムが中で動く。そこで…
ビニールテープをフレームの下端に滑り込ませて、フィルムを塩ビ板とサンドイッチすると、いい具合にフィルムの動きを抑えつつも、塩ビ板も動かせる隙間ができた。
そして、フィルムを入れて完成したのがこちら。
この 「メッセージボード LED ライトボックス 」はお安めのもので、コンセントからの電源供給には対応していない。あと、結構光にムラがあるが、フィルムを眺める分にはこれで十分と思える。
おわりに
塩ビ板でフィルムを覆っているので、今までと違って三歳の娘にもルーペを渡して、好きに見てもらえるようになった。何回も、色んなコマのフィルムを眺めていて微笑ましい。
もちろん、フィルムをそのまま飾っているので、長期的な劣化の心配はあるが、ファイルにしまい込んでずっと見ないのもかわいそうなので、季節に合わせて入れ替えて楽しみたいと思っている。
中判でリバーサル、おすすめです…!